職場と気の合わない同僚いませんか?人生において長い時間を過ごすことになる職場においてストレスは少しでも減らしたいですよね。そのためには自分から行動を起こす必要があります。
今日は仲良くなれない人のための3つのメソッドを紹介します。
共通の敵を見つける
同僚と打ち解けるためにオススメの方法が「共通の敵を作る」ということです。ここで勘違いしないで欲しいのは、必ずしも人物である必要はありません。
「敵」とは、厳しいノルマや契約の取れない取引先、仕事上の課題や会社の問題点などです。
お互いの「敵」に対する対処法を話題にすることで情報交換もできて自然と距離も縮まリます。
距離を縮める事ができたら自分自身の情報を少しずつ会話に盛り込んでいきます。
その際には、自分の失敗談などを開示していけば相手はより親しみを感じてくれるはずです。
注意したいのは、自分の「敵」が必ずしも相手の「敵」であるとは限らないということです。お互い「敵」だと思った事柄が、相手にとっては「味方」であるかもしれないので用心してください。
共通の「敵」の例
・ノルマ
・取引先
・会社の制度
・抱えている課題
・難しいプレゼンなど
仕事上の「敵」はたくさん存在します。共通の「敵」を見つけて会話の糸口にしましょう。
ライバル心むき出しの同僚には誉め殺し。
良きライバル関係はお互いの向上のために役立つかもしれません。
しかし、自分勝手な対抗心から屁理屈をこねて相手の意見を潰そうとしたり、上司に告げ口をするなど、歪んだライバル心を持つ同僚がいる場合には、とにかく「褒める」ことで対処します。
相手は、「敵」から褒めらたことによって予想外の事態に驚きます。
そして、あなたの行動の意味を見つけようとします。
この心の動きを「認知的不協和」と言います。
心理的流れとして
褒めてくれた⇨自分を認めている⇨いい奴かもしれない
という考えが働いてあなたを味方と認識するようになります。
この時には、「ウィンザー効果」を利用することでより効果を発揮します。
「ウィンザー効果」とは、人は当人から直接褒められるよりも、第三者から伝え聞いた方がより信頼性が増しすということです。
自分をライバル視する相手への賞賛を第三者へ言ってみましょう。巡り巡って必ず相手の耳に届くはずです。
バイアスを破って自己開示を行う
同僚と出会った瞬間に「気が合わないかも」と思ったことはありませんか?
人は外見や行動などの目につきやすい情報から第一印象を確立します。すると「確証バイアス」という心理効果によって、そのイメージによって相手を見てしまいます。
つまり、第一印象が良い相手であれば長所が目につきやすくなり、悪い場合には短所が目についてしまうということです。
例えば、あなたの挨拶に同僚がたまたま気がつかなかったとします。
あなたがいい人だと思っている同僚であれば、「聞こえなかったのかな」と思うはずです。しかし、印象が悪い相手であると「無視された」と決めつけてしまいます。
これは心理学において「予測の自己実現」と呼びます。
このバイアスを打ち破るためには、「自己開示」します。まずは第一印象こだわらず、相手をいい人だと信じて、自分のことを開示していきます。
さらに、親切にするなど気さくに接することで「返報性の原理」に従って相手はあなたに好意を返そうとします。
すると悪い方向に働いていたバイアスがプラスに働いて、お互いの長所をより見ることができる人間関係を構築することができます。
確証バイアス(かくしょうバイアス、英: confirmation bias)とは、認知心理学や社会心理学における用語で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと[1]。認知バイアスの一種。また、その結果として稀な事象の起こる確率を過大評価しがちであることも知られている[2]。
人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くが、こうした心理をいう。この「返報性の原理」を利用し、小さな貸しで大きな見返りを得る商業上の手法が広く利用されている。
まとめ
・共通の敵がいれば相手と親しくなれる
・褒めてくれた相手を味方と認識する
・好意を示せば相手も好意を返してくれる