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【記憶力】40代は10代の若者と比べて勉強に不利はない

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部署の異動や昇進試験などで大人になっても勉強しなければならない事ってたくさんありますよね?

若い方が記憶力がいいといわれていますが、実は記憶においては30代や40代の方が有利に働く場合があります。

今日は、中高年になったとしても勉強するのに遅くはないと言う話を紹介します。

 

記憶力は若さではなく「知識量」

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一般的に年齢とともに記憶力は衰えるといわれています。ゆえに、10代こそ勉強に最適な年齢層であり、40を過ぎた人にとって勉強をするには遅いと思われがちです。

確かに、「自転車の乗り方」や「楽器の演奏」など無意識に体で覚える必要のある手続き記憶や固有名詞や年号などの知識記憶は、10代の方が発達しています。

しかし、「旅行での思い出」「結婚式でのエピソード」など経験したことに関する記憶、「エピソード記憶」は一回しか経験したことでもなかなか忘れることはありません。そして「エピソード記憶」は年をとっていても衰えることはありません。

この「エピソード記憶」を学習に生かすことで、膨大な固有名詞や記号も記憶することができます。

例えば10代が新しい漢字を覚えるときは、そのまま覚えるだけですが、多くの経験を積んだ大人は、「海豚(イルカ)という漢字は、海を泳ぐ豚」などと基礎となる漢字同士を紐づけることで、覚えやすくなります。

ある実験で、様々なブランド品を並べて、被験者にどこのブランドか覚えてもらいしました。しかし、そもそもブランドの知識がない人は、全く覚えられません。

記憶は、年齢だけでなくその分野にどれだけ知識があるかが重要になります。

手続き記憶 - Wikipedia

手続き記憶(Procedural memory)とは長期記憶の一種で、技能や手続き、ノウハウ手続き的知識)を保持するもの。手続き的記憶あるいは非陳述記憶とも。他にも「技能記憶」、「連合記憶」といった名称もある。

エピソード記憶 - Wikipedia

エピソード記憶(エピソードきおく、episodic memory)とは、宣言的記憶の一部であり、イベント(事象)の記憶である。エピソード記憶には、時間や場所、そのときの感情が含まれる(感情は記憶の質に影響する)。

最も記憶力がいいのは30〜40代

記憶力を競い合うメモリースポーツの世界選手権では、その上位入賞者の多くは、30〜40代です。

世界選手権で優勝しているドミニク・オブライエンは、34歳で初優勝して、44歳の時に8回目の優勝をしています。

また、日本でも50代から円周率を覚え始めて10万桁を暗唱できる人がいます。

しかし、これら記憶力の優れている人の脳が、一般の人に比べて特別に優れているわけではありません。

一般の人でも彼らのように「トレーニング」を続けることで、記憶力が上がることがわかっています。

つまり、記憶力は年齢や脳の個人差に関係なく技術とトレーニングでアップすることができます。

 

メモリースポーツ - Wikipedia

メモリースポーツは、記憶した能力を披露し競う競技である。Memory Sportsをそのまま直訳し、記憶力競技と呼ばれることもある。イギリス発祥の競技でドイツアメリカオーストラリアアルジェリアなど世界40カ国以上で大会が開催されており、英語名ではMemory Championshipと呼ばれ、日本語では記憶力選手権や記憶力大会と呼ばれることが多い。

時間をかければ誰でも覚えられる

世間では、「楽して覚えられる」教材がたくさんありますが、楽をして覚えた内容は簡単に忘れてしまいます。逆に言うと苦労して覚えたことはしっかりと記憶されます。

こうした脳の原理を知らないままに「覚えられない」と投げやりになることは非常にもったいないです。

脳も筋肉と同じようにトレーニングを続けて負荷をかけることで鍛えることができます。

時間をかければ誰でも覚えられると言うことは、ある意味とても希望のある話です。