みなさんは最近勉強していますか?
私は電車の中で英語の勉強するのが日課となっています。
でもせっかく勉強しても、その内容を忘れてしまったら意味ないですよね。
でも、人間の忘却の原理を知っていれば、適切なタイミングで復習をして効率よく脳に記憶を定着させることができます。
今日は、復習のベストなタイミングについて紹介していきます。
勉強しても人間は忘れてしまう
心理学者ヘルマン・エビングハウスが行った実験によると人は覚えた情報を
- 20分後に42%
- 1時間後に56%
- 一ヶ月後に79%
忘れてしまうそうです。
この実験が本当であれば、私が必死に覚えた100個の英単語は、一ヶ月後には、20個くらいしか残っていないということです。
しかし、このヘルマン・エビングハウスが行った実験は、被験者が意味のない「子音・母音・子音」からなるデータを記憶し、忘却率を調べたものです。
単語や記号など意味を持つ記憶に関してはもっと良い結果が出ると思います。
それでも、この忘却率は勉強するにあたって参考になります。
忘却曲線(ぼうきゃくきょくせん)は、記憶の中でも特に中期記憶(長期記憶)の忘却を表す曲線。特に心理学者のヘルマン・エビングハウスによるものが有名である。
勉強内容を記憶するには復習するしかない
人間の脳は、記憶が溜まりすぎるとオーバーヒートして混乱してしまいます。そこで、脳は、本当に必要な情報を大脳皮質に送って長期記憶として保存します。
もちろん、私たちは、勉強で覚えた内容を長期記憶として保存したいわけですが、長期保存するに情報を必要かどうか判断する海馬の働きを知る必要があります。
この海馬は、生きるために必要な情報を優先しています。つまり、生きるために本来必要ない英語の単語や数式は、長期保存されません。
では、どうすればいいのか?というと
海馬を「だます」必要があります。
脳に同じ情報を送り続け
「こんなに何度も入ってくる情報は必要なものだな」
と海馬を勘違いさせるのです。
つまり、何度も復習することで高い学習効果を発揮できるわけです。
学生時代に一夜漬けで、勉強された方もいらっしゃるかもしれませんが、ある意味これほど間違った勉強法はないと言えます。
復習するベストなタイミング
最新の研究によれば、復習に最適なタイミングは
- 勉強した翌日
- その3日後
- その1週間後
- その21日後
- その30日後
- その45日後
- その60日後
という周期がベストです。
(※復習する日は、前回復習した日を起算して日数を決まります。)
しかし、復習にそんなに時間をかけてられないという人は、
- 勉強した翌日
- その1週間後
- その2週間後
- その一ヶ月後
で復習をして二ヶ月ほどかけて覚えると効果的です。
例えば、
8月1日(木)⇦30個の英単語を暗記
8月2日(金)に1回目の復習
8月9日(金)に2回目の復習
8月23日(金)に3回目の復習
9月23日(月)に4回目の復習
というような感じです。
復習するタイミングを計画する
先ほど言ったように復習するタイミングを計画する事によって効率よく勉強を進めることができます。
そのためには、
「勉強した日を記録する」
ということが必要になります。
何も計画せずに詰め込み型の勉強をしている人は、時間の無駄です。
テキストやカレンダーに勉強した日付を書く癖をつけることで次にいつ復習を行えばいいのかタイミングを計りましょう。
簡単にデジタルカレンダーにマーキングしてみましたが、これだけでも次に復習する日がわかりやすいと思います。