会社の人との会話で言ってはいけないワードを口にしてしまった事はありますか?もし過去に経験があるとしたらコミュニケーションの取り方に問題があるかもしれません。
今日は、会話において地雷を踏まないためのポイントを紹介します。
地雷を踏んだことがある人
周りに地雷をよく踏む人がいる人
まくし立てるように会話をする人
地雷を踏んでしまう人
私の周りにも地雷を踏んでしまう人が何人かいます。その全員に共通することは、話し続けることが得意で聞き手に回ることが少ない人達です。
言ってしまうと、自分の意見に疑いを持たずに自己中心的に話を進めてしまう人でもあります。
例えば、
野球の会話において
A:「東京出身なんですか!近頃ジャイアンツのピッチャーいい感じですね。私が好きなのは・・・」
B:「すいません。実は昔からドラゴンズのファンなんです。」
これは東京出身=ジャイアンツのファンという思い込みで話を進めてしまって上手いコミュニケーションの取り方とは言えません。
このような会話で気分を害する人は少ないと思いますが、こう言った会話をする人は要注意です。
なぜなら自分の言いたいことが先行しすぎて、相手の主張を後回しにしてしまっています。
こう言ったことを避けるためには、まず相手に喋らせて、その内容に合わせて話を進める必要があります。
そうすることで、相手の気持ちに寄り添ったコミュニケーションをとることができます。
例えば、
野球の会話において
A:「東京出身なんですね!もうすぐ野球のシーズンが始まりますが、野球はお好きですか?」
B:「えぇ、子供の頃からドラゴンズのファンなんです」
A:「そうなんですか!ドラゴンズのピッチャーといえば・・・」
このように相手の会話を聞いてから話の方向性を決めることで地雷を踏まずに済みます。
相手に喋らせてから話を合わせる
ビジネスでタブーとされる話題
昔から会社でしてはならない話題というのがあります。
それは
- 「政治」
- 「宗教」
- 「野球」
の3つです。
この3つジャンルにおいては、熱狂的なファン(信者)がいます。そして、異なる組織をあなたが支持していた場合に絶対的に意見が合致することはないからです。
もちろん多くの大人は、お互いの考えが異なる場合でも相手に表面上は配慮をします。しかし、内心では面白く思っていないでしょう。
もちろんこの3つのジャンルに関して意見が合致する場合には、絶大な信頼関係を築くことができるかもしれません。故に相手の意見を聞き出してから話を合わせる方法が安全な会話の仕方と言えます。
それでも注意しなければならないことは、会社が多数の人がコミュニケーションを取らなければならない場という点です。
一人から絶大な信頼を得ることができても結果的に、他方大勢を的に回すことにもなりかねません。
ですので、「政治」「宗教」「野球」に関しては、話題に出たとしてもありきたりな会話で終わらすことが無難といえます。
また、会社でのタブーと書きましたが、居酒屋でもこの3つは話題にあげてはならないと言われています。これが原因で隣の客と殴り合いの喧嘩になった事件も過去に発生しています。
ファシリテーションを心がける
あなたが地雷を踏む会話をしていなくても周りでそう言った人がいるかもしれません。
複数で話をしていると誰か一人だけがずっと話し続けているということがありませんか?
こう言った一人で話し続ける人は、地雷を踏みやすいと言えるわけですが、そもそも聞き手に徹している人たちが気の毒です。
もし誰かがつまらなさそうにしていたり、関心がなさそうに口を開かないでいた時には、あなたがファシリテーション役になりましょう。
ファシリテーションとは、会議において話をまとめていくために補助することです。
どうすればいいのかというと
1.まずは、話している人に相槌を打って、自分に向けて話すように誘導します。
「へぇ〜そうなんだ!Aさんはさすがですね!」
2.自分が聞き役の中心になったら話の内容に関連した質問を2〜3回します。
「Aさんそれで?その後どうなったんですか?」
3.話の流れを変えるために、他の人に質問をします
「Aさん、そうなんですね!それってBさんどう思います?」
このように、その場にいるけれども口を開かない人がいるようなら、話す機会が来るように話を振っていきます。
もちろんこれはAさんの会話を他の人に回しているだけです。
しかし、話題そのものに問題がある場合、例えばAさんが地雷を踏んでいて誰かが不快な思いをしていると気付いた時には、思い切って話の腰を折ってしまうことも大切なコミュニケーションです。
「Aさんそれは大変でしたね!ところでBさん先日の件どうなりました?」
一見するとAさんからすると大胆な会話の転換法かもしれません。
しかし、延々と一人で話し続け地雷を踏んでいることに気づいていない場合には、必要なことです。
それにAさんには、後で個別にフォローを出すことで関係性をより深くすることができます。
ファシリテーション(英: Facilitation)は、会議、ミーティング等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させるリーダーの持つ能力の1つ。
一人で話し続ける人がいたら積極的にファシリテーター役になる
成功者は「自慢話」を聴くことが好き
飲み会の席では、普段心の底にしまってある思いを吐き出すことがあります。
その中に過去の「自慢話」や「苦労話」があります。
私自身、歴戦の企業戦士(モーレツ社員)たちと飲み会に行くと今では考えられないような会社の話を聞きます。
実は、「成功する人は、自慢話を聴くのが好き」というデータがあります。なぜなら成功者の多くは、他人の成功体験から学ぼうという姿勢が強いからです。
自分の中に、参考にすることができる例が多ければ多いほど人生において判断基準をする際の糧になります。
私の場合は、同じ企業戦士から毎回同じ話を聞かされているので、もう勘弁して欲しいのですが「成功する人は、自慢話を聴くのが好き」という言葉を頭で反芻しつつで対応しています。
いずれにせよ自分から話を続ける人よりも、相手の話をよく聞こうとすることは大事なことです。
他の円滑な会話を進める方法
まとめ
コミュニケーションにおいては、相手の主義・主張というのを聞いてから、それに合わせて会話を進めるのが簡単です。
逆に、自分から先に主義や主張をすることは地雷原を走っているのと同義と言えます。
多くの場合は、自分では気づくことができていない人が大半なので自分を客観視して相互コミュニケーションを心がけましょう。
後出しの会話をすることでコミュニケーション能力をステップアップさせることができます。